先日、ある所で歌舞伎役者論をお話した折のことだ、最後に「ご質問は?」と言ったら、「今、もしも初代の尾上辰之助が生きていたらどうなっていたでしょうか」と聞かれた。...
先日、ある所で歌舞伎役者論をお話した折のことだ、最後に「ご質問は?」と言ったら、「今、もしも初代の尾上辰之助が生きていたらどうなっていたでしょうか」と聞かれた。...
この秋の話題作と言えば、人気漫画『ワンピース』を歌舞伎化して新橋演舞場で市川猿之助が上演する舞台でしょう。初演にも関わらず、二ヵ月連続での上演、というところにも猿之助の並々ならぬ意気込みが感じられます。...
九月の歌舞伎座の話題は、坂東玉三郎が政岡という女形の大役で人気演目『伽羅先代萩』(めいぼくせんだいはぎ)を通して上演することでしょう。...
先月、ショーの本場・ラスベガスで『鯉つかみ』を演じて、パフォーミング・アーツとしての歌舞伎を披露して来た市川染五郎。市川海老蔵、片岡愛之助らと共に、「花形御三家」とでも名づけたいほどの活躍ぶりだ。...
おや、なかなか鋭いところに目をつけましたね。確かに、歌舞伎の場合、明治以降に創られた「新歌舞伎」と呼ばれる作品郡や、最近、ジャンルの違う宮藤官九郎や野田秀樹などの作家が作品を提供するケース以外には、あまり「演出:○○」とはチラシに書いてありませんね。...
七月分の見どころを書こうとしている六月の半ばには、「昼の部の切符が全然ない!」という悲鳴が聞こえて来ました。坂東玉三郎・市川海老蔵・市川猿之助と人気者が顔を揃えた公演、...