この秋の話題作と言えば、人気漫画『ワンピース』を歌舞伎化して新橋演舞場で市川猿之助が上演する舞台でしょう。初演にも関わらず、二ヵ月連続での上演、というところにも猿之助の並々ならぬ意気込みが感じられます。...
この秋の話題作と言えば、人気漫画『ワンピース』を歌舞伎化して新橋演舞場で市川猿之助が上演する舞台でしょう。初演にも関わらず、二ヵ月連続での上演、というところにも猿之助の並々ならぬ意気込みが感じられます。...
九月の歌舞伎座の話題は、坂東玉三郎が政岡という女形の大役で人気演目『伽羅先代萩』(めいぼくせんだいはぎ)を通して上演することでしょう。...
八月は、年に一回の三部制の歌舞伎公演が歌舞伎座で行われます。これは、亡くなった中村勘三郎や坂東三津五郎が、「若いお客さんにも気軽に足を運んでもらえるように、開演時間も工夫し、一回の上演時間を短く、料金も安く」という内容で始めたもので、今や真夏の風物詩としてすっかり定着しました。...
七月分の見どころを書こうとしている六月の半ばには、「昼の部の切符が全然ない!」という悲鳴が聞こえて来ました。坂東玉三郎・市川海老蔵・市川猿之助と人気者が顔を揃えた公演、...
時代物の大作『新薄雪物語』が、ふだんは滅多に上演されない「正宗内」までを通して上演する、という貴重な舞台です。しかも、主な役に幸四郎、仁左衛門、魁春、吉右衛門、菊五郎のベテランたちが適役を演じるという豪華版。...
五月の「團菊祭」というのは、明治の歌舞伎界に大きな足跡を遺した九代目・市川團十郎と五代目・尾上菊五郎の功績を偲び、催される興行です。...